海外生活 Life in the Netherlands: 7月 2016

2016年7月28日木曜日

海外で暮らす中で感じた大切な5つのこと


今日は私が、海外で暮らすうえで気付いたことや、大切だと感じたことをお話ししたいと思います。



私は現在、オランダに住んでいますが、これまでも他国での海外生活を長く経験してきました。そんな私が、実際に海外で暮らすうえで大切だと感じいつも意識して取り組んでいることは、以下の5つです。これらは、海外で働きたいと考えている方にも共通することだと思います。

海外で暮らすうえで大切な5つのこと
1.語学力
2.何事も楽しむ前向きな気持ちを持つ
3.自分を売り込む力を身につける
4.話し相手を見つける
5.行動力

では、なぜ大事だと感じたのかを順番にお話ししていきます。

1.語学力について

まずは、語学力についてですが、オランダ人はとても流暢に英語を話す人が多いため、正直、英語のみでも生きていけます。

しかし・・・

政府機関や市役所など、公的な文章は全てオランダ語のみだし

興味を持った勉強会も、オランダ語のみでほとんど理解できなかった悔しさとか

相方の友人などと集まり、食事をしていても何を話しているのか分からず会話に入れなかったり

みんな楽しそうに爆笑したその後で、相方が英語で何を話していたか説明してくれ、遅れて一人笑う、悲しさだったり(笑)

他にも、たくさんありますが、オランダ語が話せれば・・・と何度も感じました。

オランダ語が分かるようになれば、もっと「得られる情報が多くなる」こと、そしてもっと「多くの人と会話ができ、知り合うことができる」こと、今まで、「オランダ語が分からずにできなかったことが、できるようになる」こと、「オランダの企業で働くことができる」ことなど・・・英語が通じるからと、自分で自分のチャンスや可能性を狭めている気持ちになりました。もちろん、英語で生活はできるけれど、オランダに住むなら英語に甘えて暮らすのではなく、その国の言葉もしっかり話せるようになりたい!と思い、それからは集中して勉強し2ヵ月で日常生活に困らない程度のオランダ語は話せるようになりました。

私の経験から語学力はないより、あるほうが断然いいです!会話ができることで、自分自身の選択枠や可能性も広がり生活が楽しくなります。

2.自分を売り込む力を身につける

これは、オランダで初めて会うと必ず聞かれるのが、「なぜオランダに来たの?」「オランダで何をしているの?」「これから、オランダで何をしていくの?」です。その時に、しっかりと「自分のことについて語れる」ということは大切です!自分がどういう人なのかを知ってもらう意味でも大事ですし、「自分という人間」について話せることでネットワークが広がっていきます。

例えば、その際に新しいビジネスを始めようとしていることや、自身のキャリアを話し仕事を探していると伝えることで、そこから仕事に繋がる人を紹介してくれることもあります。

実際に、私はTEDのイベントに参加した際に、スピーカーとして登壇されていた方とお話しする機会がありました。その際に、自分の専門や、これからしたいことを簡潔に話したところ、「それなら紹介できる人がいるわ」と名刺を頂き、後日お会いする機会を頂くことができました。このように、いつどこでチャンスは訪れるかわかりません!

だからこそ、簡潔に「自分のことについて語れる」ということは大切です!また、「どんなことに興味・関心があるのか」「自分の専門について」「キャリアを活かして今後何をしたいのか」を英語又はオランダ語で伝えられるようにしておくことをお勧めします。そのためには、自分が今まで経験してきたことの振り返りを行う事と、それを相手に簡潔に伝えられるように整理しておく作業が必要になります。是非、今後のためにも時間がある時に準備をしておきましょう。

3.何事も楽しむ前向きな気持ちを持つ

楽しそうに何かに取り組んでいる人や、前向きに物事に取り組んでいる人、生活を楽しんでいる人のそばにいると、自分も楽しい気持ちになったことはありませんか?私は何度もあります。その度に、よし!私も頑張ろうとパワーをもらった気持になります。

私の母がそういう人で、どんな状況でも前向きに受け止め、何事にも楽しく取り組んでいました。その影響か、私も子供の頃から「何事も楽しむ前向きな気持ち」の大切さを自然と学んでいたのかもしれません。

海外で暮らす中で、言葉の壁や手続きなど、生活している中で分からないこともたくさんあります。そして、思うようにいかないこともたくさんあります。その際に、いつも私は分からないことは悩まずに専門の方に直接聞く!そして、新しい知識を得られた!ひとつ勉強できた!と嬉しくなります。そして、何事もネガテイブに捉えずに、その状況を楽しむようにしています。物事は自分がどう捉え、考えるかで受け止め方が変わると思います。
だからこそ、何事にも関心を持ち、前向きな気持ちで物事を捉えること。そして、自分が楽しむ気持ちがあれば、周りも楽しくなる!と思い日々を楽しむようにしています。

4.話し相手を見つける

オランダでの生活が始まり数か月たった頃に、私は、突如不安な気持ちに襲われました。それまでなんともなかったのに、本当に突然でした。

不安を感じた理由とは、今までの人生で、4か月も働かずにいたことがなかったため、働かずに生活している自分に不安を覚えたのです。今までの私は、挑戦したいことはできる環境で、キャリアを重ね、欲しいものは買え、自立した生活をしてきました。しかし今は、働いていないため生活費も貯金から出ていくばかり、そして何かしたいという気持ちはあるけれど、言葉や住んでいる環境がネックになり、したいことが思うようにできない状況と、この先今までのキャリアを生かした仕事を見つけられるのか・・・自分に対して、不安な気持ちを感じました。

そんな時に、何に不安を感じているのか、その気持ちを正直にパートナーに伝えました。しっかりと私の話に耳を傾け、一緒に考えてくれ励ましてくれました。その時に、心から素直に話ができる相手がいて、その気持ちをしっかり受け止め聞いてくれる存在がいる、そのことに本当にありがたいなーと感じました。そして、言葉に出して話したことで、その後は気持ちがすごくすっきりしました!

そして、人に話したことで悩んでもしょうがないな、行動していくしかないなと、翌日には気持ちを切り替えていました(笑)

海外で暮らしていると、思い通りに行かないことも、できることができない時もあると思います。そんな時には、心に感じている気持ちを話せる相手、そして、聞いてくれる相手がいることは大切だと思います。

5.行動力について

何か新しいことを始めるとき、初めての場所を訪れるとき、そんな時はいつでも勇気がいりますよね。私もそうです。でも、その1歩を思い切って踏み出すことでプラスになる事はあっても、マイナスになる事はありません。

実際に、私もオランダに暮らし始めたばかりの時は、知り合いや友達もゼロ、オランダ語も全く話せない、仕事もない状況でした。今まで築き上げてきたキャリア、地位、家族、友人等を、全て置いてオランダにきた私にとって、全てがゼロの状態からの始まりでした。

そのため、まずは知り合いをつくろうと思い自分で情報収集を行って、積極的にいろんな集まりやイベントに出かけました。また、自分からどんどん周りの人に話しかけたり、自分から企画して人を集めてイベントをしたりしました。そうしていくうちに、年代や国籍も様々な人たちと多く出会うことができ輪は広がっていきました。そして、何よりも素敵な友人ができたことで、毎日の生活が楽しくなっていきました。

私は、オランダに来る前も、そして今でも「ここで、自分にできることは何か?」「どうしていきたいのか?」を考えています。興味を持ったことや思いついた事には、とにかく挑戦するようにしてきました。その結果、友達もゼロ、オランダ語も全く話せない、仕事もない状況だった私が、今では友人もでき、オランダ語もだんだん話せるようになり、少しずつではありますがお仕事の機会も頂けるようになりました。

ここでは、海外に暮らしている中で特に感じたことを書きましたが、これらの5つの力は、海外だけでなく日本で暮らす中でも大事なことだと思います。どこの都市・国に住んでも、新しい環境の中で何かしら行動していくことで、友人ができたり、仕事を見つけたり、お気に入りのカフェを見つけることができたりします。そうやって、1歩1歩、行動していく事で自分の環境を作っていく大切さは変わらないと思います。

今、不安な気持ちでいる方も、本当に海外で働けるのか悩んでいる方も、友達や知り合いもいなくて孤独を感じている方も、まずは自分の周りから1歩を踏み出してみて下さい。そうすることで、今の環境は必ず変わっていきます。

私も、海外で生活している中で楽しい時もあれば、時にはうまくいかないこともあります。しかし、どんなに文句を言っても、泣いても、時には不安な気持ちになっても、今ある環境を最終的に選択して選んだのは自分であること、そしてその環境を前向きに変えていけるのは、誰でもない自分にしかできないことです。だからこそ、1歩を踏み出していく勇気と行動力を持つことが大切だと感じています。


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2016年7月24日日曜日

【オランダ語】無料のオンラインコースでオランダ語を話せるようになろう!


今日は、実際に私が受けてみたオランダ語のオンラインコースについて、紹介します。


オランダの北にあるフローニンゲン大学が、無料のオンラインコースとして、オランダ語入門コースを提供しています。「Introduction to Dutch」というコースで、レベルで言うと入門・初級レベルです。


このコースでは、3週間で基本的なオランダ語を学ぶことができるように工夫されており、終了後のゴールは以下のように設定されています。

<終了後できるようになること>
・自己紹介ができるようになる
・家族、友人、仕事、自身について簡単に話せるようになる
・生活する上で簡単な日常会話ができるようになる

オランダ語コースを受けた感想について

実際に、私も受けてみました!その感想として、3週間オンラインで毎日継続して勉強するには、オランダ語を本当に学びたい、話せるようになりたいという強い意志を持ち続けることが必要だと感じました。はじめの1~2週間は始まったばかりで、やる気があり、毎日時間を決めては勉強していましたが、後半になるにつれて、今日は忙しいからと自分に言い訳をしようとしている自分がいたり・・・それでも、なんとか3週間やり切りました!そのため、このコースを受けるにための必要条件は特にありませんが、以下は必要だと感じました。

・英語力
・オランダ語を話せるようになりたいという気持ち
・継続力

なぜ、英語力が必要かと言うと、このコースは英語で全て説明から授業内容が進んでいきます。でも英語力に自信がないという方でも、もし、分からなければ辞書を引いて意味を調べることで新しい英単語を覚えることもでき、語彙力を付けていく事ができます。

受け終てみてよかったと感じたことについて

1.リスニングを鍛えることができた

挨拶、自己紹介、数字、時間、曜日、生活に必要な日常会話などの表現を学べました。その中でも、一番良かったと感じたのはリスニングの練習のためのビデオがあるのですが、様々に異なる発音の聴き取り練習ができたのがよかったです。オランダは移民の国のため、人によりオランダ語を話す癖が違ったり、それぞれの国により発音の違いが多少あります。私は、このリスニングを鍛えることができたので受けてよかったです。

2.3週間という期間がちょうどいい

この3週間という期間も、長すぎず、また短すぎずオンラインで勉強するにはちょうどいい期間でした。


3.場所や時間を問わず気軽に学ぶことができる

オランダ語の学校は開始時期が決まっている所もあるため、勉強したいけどその開始時期を逃してしまった場合や、オランダ語を勉強したいけど、近くに学校がないという方でもパソコンとネット環境さえあれば、気軽に勉強を始めることができる点は大きな魅力です。

4.リマインダーメールが届く

授業が始まる前には、登録したメール宛てにリマインダーメールが届くため、私の場合は忙しくて忘れてた!ということにはなりませんでした。

日常会話が話せるようになりたい、もう一度基本から学び直したいという方にもおすすめです!コースの受け方は、以下の通りとても簡単で登録も5分で終わります。

<オランダ語入門コースの受け方>
1.Introduction to Dutchから登録を行う
2.登録が済むと、手続き完了のメールが届く
3.授業開始日からは、好きな時間にコースを受けることができる
4.終了

次回は、8月15日からオランダ語入門コースが開始します。
是非、この機会に興味のある方は始めてみてはいかがですか?


関連記事:【オランダ語】オランダ語の試験てどんなのがあるの?試験の種類と内容を紹介します


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2016年7月18日月曜日

【オランダ生活】オランダで住民登録に行く

オランダで住民登録をした内容を書いておきます。これから、手続きをされる方の参考になれば幸いです。

オランダでは90日(3か月以上)滞在する場合には、住民登録が必要になります。オランダ大使館のページには、以下のように記載されています。
90日以上滞在する予定の方については、まずオランダ入国後5日以内に居住する町の市役所・区役所にて住民登録台帳(Gemeentelijke Basis Administratie、略してGBA)に登録してください。
オランダに入国後5日以内と書かれていたため、私は到着した2日後に市役所に電話をかけ予約を入れました。オランダでは、事前に市役所に行く際には予約が必要となります。

そして、1つ心配だったのがオランダの大使館のページにアポスティーユ付の戸籍抄本の翻訳が、住民登録の際に必要になる場合があるため、IND(オランダ移民局)の手続き用とは別に住民登録用合わせて2部を用意しておくことが書かれていました。しかし、オランダ入国の翌日に翻訳の依頼をしたため、翌週でないと受け取れませんでした。でも、大使館のページに5日以内てかいてるし・・・どうしたらいいんだろう?と悩みました。

でも、悩んでも分からないので直接、市役所に電話しました。「現在、大使館で日本の住民票の翻訳依頼をしていて、来週でないと資料が受け取れないのですが、先に、住民登録だけでも可能ですか?」と心配で聞いてみました。そしたら、「いいわよ~。まずは、パスポートだけ持ってきてね。大使館の資料は、そろった際に資料を持って市役所に来てくれれば問題ないわよ。」との返答で、安心しました。

当日は、予約した時間に市役所へ出向き、番号札を待って順番を待つこと5分。表示された対応窓口で、まずは簡単に挨拶を済ませ手続きを行いました。

来週、申請のための資料をINDに提出することを伝えました。そして、念のためにINDに提出予定の資料の一部も持参していきました。

そしたら、資料を見ていた担当者の女性の方が

「あら、アポスティーユ付の戸籍抄本の翻訳があるじゃないの」と言われ

「それは、INDに提出するコピーの控えなの」と説明すると

「大丈夫よ。これ、コピーしていいかしら?このコピーで登録は問題ないわよ」とのこと

そして、コピーをさらにコピーし、返却してくれました(笑)

私は、大使館のページに2部必要と記載があったので、INDへの提出用に1部、住民登録用に1部必要なのだと思い、予備も含めて日本から戸籍抄本を3部用意し、デンハーグの在オランダ日本国大使館でも3部翻訳を依頼しました。そして、前回のデンハーグでは住民登録と予備用の2部を翻訳依頼をしていたのです。その受取りが来週でした。

でも、結局は手続きをしお金を払ったのですが1部のみしか使いませんでした。

私が登録した市は、コピーでよかったため、住民登録用にわざわざ翻訳手続きをする必要はありませんでした。もしかしたら、住民登録をする市によって必要なのかもしれませんので、これからオランダに住む予定の方は、念のため持参される方がいいかと思います。

ちなみに、住民登録には以下の資料が必要でした。


【住民登録に必要な資料】
・パスポート
・賃貸契約書
・アポスティーユ付の戸籍抄本
・住民登録用紙


また、オランダに来る前に相方に確認してもらったところ、市役所から正式にBSNナンバーを受け取るには、INDにA4サイズの指定の資料にスタンプをもらい、それをまた市役所に提出する場合があるとのことでした。でも、これが必要な人と何も言われない人がいるみたいで、、、よくわかりませんでした。

でも、何度も足を運ぶより1度に済ませたいと思っていたので、住民登録をした際に担当してくださった方から、その指定の資料を頂き、IND(オランダ移民局)への申請資料を提出する際に一緒に入れて送りました。

その際に、メモ書きで「この資料は住民登録に必要な資料であり、INDのスタンプを押した後、市役所に返送してほしい」ことを付けておきました。

でも、私の場合は住民登録を先にして、それから1週間後にINDに滞在許可申請の資料を郵送しました。そのため、INDが私をオランダの住民として登録した日付と、市役所が住民として登録した日付が異なってしまったため、双方がどちらの日付にしようか考えるから、BSNナンバーはちょっと待ってとなり、受け取るのに時間がかかってしまいました。
なんとか、オランダから入国して1か月半で滞在許可書を受け取り、2か月目にBSNナンバーを無事受け取ることができました。

オランダでは、このBSNナンバーがないと銀行、携帯契約、保険など何もできません。でも、これでやっと生活の基盤を整えていけると思うと嬉しいです!

関連記事:オランダでパートナービザ申請①(IND(移民局)に申請と手続き)


2016年7月17日日曜日

アイントホーフェン(Eindhoven)てどんなところ?

私が住む、アイントホ―フェン(Eindhoven)という街は、オランダの南の北ブラバント州にある都市のひとつです。北ブラバント州については、オランダの北ブラバント州てどんなところ?で書いています。

よくアイントホーフェンてどんなところ?と聞かれるのですが、一言で表すなら「テクニカルとアートの都市」だと感じます。この街は、オランダ大手の電機メーカーであるフィリップスの本社があり、またトラックメーカーのDAFが本社を置いています。

今でこそ、アイントホーフェンはテクニカル・シティと呼ばれるようになりましたが、昔は牧場や自然が広がる場所だったそうです。しかし、1891年にフィリップスがアイントホーフェンに拠点を設けたことが、この街を急速に発展させ、今では多くの研究機関や企業が集まるテクニカル・シティにまで発展しました。

そのため、街全体を囲むリングから外へ外へと、発展と共に街や人口も増え現在では、オランダで第5位の人口です。そのためか、オランダ人の友人はアイントホーフェンは歴史はそんなにない新しい街だけど、今では世界中から技術者が集まるインターナショナルな街になったと言っていました。たしかに、私の周りの友人や出会う知り合いも、多国籍だなあ~と感じています。

そして、ハイテク・キャンパス・アイントホーフェン(High Tech Campus Eindhoven)が建設されたことも、この街が発展したもうひとつの理由です。High Tech Campus Eindhovenは、HTCEと略して呼ばれており、ここでは、大学やフィリップス、富士通、NTTドコモ、パナソニック等、世界中から約100以上の企業や研究機関が集まり、最新の技術と研究に取り組み、約90か国からの企業家、研究者、開発者が働いています。

HTCEが、このアイントホーフェンという街全体にもたらした影響はとても大きく、HTCEを建設し取り組んできたおかげで、今では世界有数のテクニカル・シティへと成長することができたということを、先日HTCEに訪問した際に、そこで働いておられる方にアイントホーフェンの歴史とHTCEについて教えていただきました。

また、自転車大国オランダで有名な日本企業「シマノ」!が、なんと欧州本社をHTCE内に移転するというニュースがありました。現在建設中で、2017年1月にオープンするそうです。

そして、2011年には全世界の約300の都市が参加するなか、見事にIntelligent Community Of The Yearを受賞するなど年々ハイテクな都市として成長を続けています。多分、これからアイントホーフェンはもっと大きな街になっていくんだろうな~と感じています。

ちなみに、HTCEは世界的にも有名なTEDのイベントの開催場所でもあり、毎年7月に開催されています。私も、先日オランダでの初TEDに参加してきました!この時の内容は、「【世界のプレゼンを楽しむ】TED×Eindhovenに参加してきました」の記事を読んでみて下さい。

アートでは、1936年に建てられたファン・アベ美術館や、デザイン・アカデミー・アイントホーフェン(Design Academy Eindhoven)があり芸術面でも注目の高い街です。様々なアートイベントの開催、そして街の至る所に不思議なアートのオブジェや絵を目にします。この街で暮らしていると、アートと生活がとても身近に、そして自然と日常の生活の空間に存在していることを感じます。




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2016年7月15日金曜日

オランダの北ブラバント州てどんなところ?

オランダと言うと、首都であるアムステルダム、ミッフィーで有名なユトレヒト、そしてデンハーグなどが観光本などにもよく掲載されていて、有名ですが南オランダにも是非訪れてほしい魅力がたくさん詰まっています。

南オランダについては、まだ情報も少ないですが、今日は私が住む北ブラバント州について、少しでも多くの方に知っていただければと思い書きます。

北ブラバント州てどこ?

北ブラバント州(Noord-Brabant)は、オランダの南にあります。オランダにある全12の州の内の1つであり、地図の赤色の部分が北ブラバント州であり、ヘルモント、オス、スヘルト―デンボス、ティルブルフ、アイントホ―フェンなどに加えて、68の自治体が集まる、オランダで第3位の人口を誇る州です。

北ブラバント州のシンボルとは?

赤と白が目を引く、この旗が北ブラバント州のシンボルです。サッカーや公式なイベントの会場など、様々な場所で目にします。

北ブラバント州の魅力とは?

歴史的モニュメント、世界で最古のテーマパーク、緑豊かな自然が多くあり、人々の性格もとてもオープンで、明るくおおらかな人が多い印象です。
また、アートやデザインとしても有名であり、デザインアカデミーやファン・アベ美術館、ヒエロニムスボスアートセンターなどの施設に加え、Glowなどのイベントも盛りだくさんです。自然に触れのんびりとサイクリングを楽しみたい方にも、アートに触れる旅をしたい方にも、イベントで現地の人と一緒に盛り上がりたい方にも、最新の技術に触れたい方にも、それぞれの楽しみや好奇心を刺激してくれる魅力の詰まった州です。

北ブラバント州の見どころは?


オランダでは、カーニバルはカトリックのお祭りとして南で開催されるため、南オランダでは様々な街で、それぞれのカーニバルを楽しむことができます。毎年2月~3月に開催されるカーニバルには、世界各国から人が集まり、仮装して街に出かけ、カーニバルを見たり、お酒を飲んで踊ったりと街中がにぎやかなお祭り騒ぎになります。そして、このカーニバル期間のみ、北ブラバント州にある全ての街の名前が、違う名前に変わります。その中でも、北ブラバント州のアイントフォーフェン、そしてリンブルフ州にあるマーストリヒトで開催されるカーニバルはとくに有名です!

2016年7月8日金曜日

オランダで子宮がん検診に行く

海外に住む中で、一番心配なのは健康だと思います。

そのため、オランダに来る前に、健康診断と乳がん検診は済ませてきたのですが、時間がなく子宮がん検診を受けることができませんでした。

しかし、心配していたら、日本の産婦人科の先生が「オランダに行くなら、オランダのほうが子宮がん検診に対して、女性は積極的だし進んでいるよ」と言われ、オランダで受けてみることにしました。

オランダに来て、3か月目までに保険やホームドクターの登録も済ませ、一通り生活の基盤は整ったので早速オランダのシステムについて調べてみました。するとびっくりしたのは、乳がん検診はなんと50歳からでした・・・日本だともっと早いですよね?私は、自分の健康管理のために20代の頃から毎年受けてきました。そのため、来年はオランダで受けるとなると、自費しかないな~と検討中です。

ちなみに、子宮がん検診については、オランダでは30歳以上の女性に対して、5年に1度無料で受けられることが分かりました。

しかし、私の場合5年に1度というと、いつそのお知らせの手紙をもらえるのかが、よくわからなかったため直接電話して聞きました。電話で、オランダに引っ越してきて、今年検査を受けたいことを伝えると「じゃあ、すぐに手紙を送るわね。手紙が届いたら、それを持ってホームドクターの所へ行ってね。」と・・・びっくりするぐらい簡単にもらえました。

そして、電話から2日後に手紙が届きました!あまりの対応のはやさに、びっくり!

封筒の中には、お知らせの手紙が1枚と、ホームドクターに持参する質問票が1枚入っていました。早速、ホームドクターに事前に予約を取り、オランダで初めての子宮がん検診に行ってきました。

窓口には、前回とは別のアシスタントの女性が座っていました。予約時間と名前を伝えると

「今日は、私が対応するから隣の診察室に入って待っててくれる?すぐに、行くわね。」と・・・

私はてっきり、ホームドクターから体調面で問題がないかなどの日常生活の質問の後に、産婦人科かどこかの病院への紹介状をもらえ、それをもって検査に行くのかと思っていました。しかし、オランダでは子宮がん検診は各ドクターのアシスタントの方が対応してくれるそうです。

そして、待つこと5分・・・アシスタントの女性が診察室に来て準備を始めたので、「それじゃあ」と下着を脱いで準備しようとすると

「あ、ちょっと待って。まずは、子宮がん検診の流れと、結果の伝え方について説明するわね。だから、まだ脱がなくていいわよ(笑)」と笑われてしまいました・・・恥ずかしい。

流れの説明の後には、持参した質問票に従って答えていきます。聞かれることは、生理の最終日とか、服用している薬はあるかとか、ピルは飲んでるかとか、一般的なことをいろいろ聞かれました。

その後に、検診です。

「じゃあ、下着だけ脱いでここに足をおいて、横になってね。」

と言われ、さっさとベッドへ横になると

「早いわね(笑)」

と、またまた笑われました・・・。

検査後は、血が出る方もいますが、ちゃんとナプキンも用意してくれていました。
検査を受ける前は、オランダでの検査がどういうものか分からず緊張していましたが、アシスタントの方の対応もとてもよく、笑顔で話してくれ、落ち着いて検査を受けることができました。


【子宮がん検診の流れ】

1.窓口で予約時間と名前を伝える
2.名前を呼ばれるまで待合室で待つ
3.名前を呼ばれたら、診察室に入る
4.子宮がん検診の手順の説明
5.日常生活や質問票の内容について質問
6.検診(10分程度)
7.箱を渡され指定の場所へ持参
8.終了


結果は、3週間後に手紙で届くとのことです。でも、手紙が届かなかった場合は電話してね、すぐに確認して対応するからと言ってくれました。ただ、私の場合は来週から数か月間アメリカで暮らすことになるため、手紙が届いたかどうかが確認できません。そのため、アシスタントの方に結果の手紙は送ってもらい、その上で3週間後にアメリカから電話をするので、電話にて結果を教えてもらいたいことを伝え、了承してもらうことができました。

これから、子宮がん検診を受けようとしておられる方に、実際にオランダで子宮がん検診を受けてみて、日本と違う点・びっくりした点を参考にお話しします。

オランダで子宮がん検診を受けてみて、日本と違う点・びっくりした点

1.アシスタントの方が対応

検診はドクターではなく、アシスタントの方が全て対応してくれます。

2.診察室がオープンである

日本だと、着替えるためにカーテンがありますが、オランダにはありません。一応、着替える際に「どこで脱いだらいい?」と聞くと、当たり前のように「ここで脱いで、下着はこの椅子にでも置きましょうか。」と(笑)、はい、目の前で脱ぎました。

3.サンプルは自分で病院に持参

検査終了後に、黄色い箱を「はい、これね。」と渡され、「これは、何なの?」と聞くと、当たり前のように「さっき採取した、サンプルよ。今からいう病院に持って行ってね。それで、終わりよ。」と・・・「えっ?!自分で持っていくの?」とびっくりしてたら、笑いながら「オランダではそうよ。」と言われました。これには、びっくりしました!

しかし、よかったのは以前の記事で書いたように、サンプルを提出する病院が隣であったため、検査後の疲れた体には、とても助かりました。これで、遠い場所だったら辛かった・・・本当に、ここにしてよかったです。そして、無事に受付にて提出し終了しました。あとは、結果を待つのみです。

家に帰って、相方にこの話をしたら「オランダらしいシステムだね~。」と大爆笑でした。

関連記事:オランダでホームドクターの登録に行く


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