海外生活 Life in the Netherlands: アイントホーフェン(Eindhoven)てどんなところ?

2016年7月17日日曜日

アイントホーフェン(Eindhoven)てどんなところ?

私が住む、アイントホ―フェン(Eindhoven)という街は、オランダの南の北ブラバント州にある都市のひとつです。北ブラバント州については、オランダの北ブラバント州てどんなところ?で書いています。

よくアイントホーフェンてどんなところ?と聞かれるのですが、一言で表すなら「テクニカルとアートの都市」だと感じます。この街は、オランダ大手の電機メーカーであるフィリップスの本社があり、またトラックメーカーのDAFが本社を置いています。

今でこそ、アイントホーフェンはテクニカル・シティと呼ばれるようになりましたが、昔は牧場や自然が広がる場所だったそうです。しかし、1891年にフィリップスがアイントホーフェンに拠点を設けたことが、この街を急速に発展させ、今では多くの研究機関や企業が集まるテクニカル・シティにまで発展しました。

そのため、街全体を囲むリングから外へ外へと、発展と共に街や人口も増え現在では、オランダで第5位の人口です。そのためか、オランダ人の友人はアイントホーフェンは歴史はそんなにない新しい街だけど、今では世界中から技術者が集まるインターナショナルな街になったと言っていました。たしかに、私の周りの友人や出会う知り合いも、多国籍だなあ~と感じています。

そして、ハイテク・キャンパス・アイントホーフェン(High Tech Campus Eindhoven)が建設されたことも、この街が発展したもうひとつの理由です。High Tech Campus Eindhovenは、HTCEと略して呼ばれており、ここでは、大学やフィリップス、富士通、NTTドコモ、パナソニック等、世界中から約100以上の企業や研究機関が集まり、最新の技術と研究に取り組み、約90か国からの企業家、研究者、開発者が働いています。

HTCEが、このアイントホーフェンという街全体にもたらした影響はとても大きく、HTCEを建設し取り組んできたおかげで、今では世界有数のテクニカル・シティへと成長することができたということを、先日HTCEに訪問した際に、そこで働いておられる方にアイントホーフェンの歴史とHTCEについて教えていただきました。

また、自転車大国オランダで有名な日本企業「シマノ」!が、なんと欧州本社をHTCE内に移転するというニュースがありました。現在建設中で、2017年1月にオープンするそうです。

そして、2011年には全世界の約300の都市が参加するなか、見事にIntelligent Community Of The Yearを受賞するなど年々ハイテクな都市として成長を続けています。多分、これからアイントホーフェンはもっと大きな街になっていくんだろうな~と感じています。

ちなみに、HTCEは世界的にも有名なTEDのイベントの開催場所でもあり、毎年7月に開催されています。私も、先日オランダでの初TEDに参加してきました!この時の内容は、「【世界のプレゼンを楽しむ】TED×Eindhovenに参加してきました」の記事を読んでみて下さい。

アートでは、1936年に建てられたファン・アベ美術館や、デザイン・アカデミー・アイントホーフェン(Design Academy Eindhoven)があり芸術面でも注目の高い街です。様々なアートイベントの開催、そして街の至る所に不思議なアートのオブジェや絵を目にします。この街で暮らしていると、アートと生活がとても身近に、そして自然と日常の生活の空間に存在していることを感じます。




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