海外生活 Life in the Netherlands: 2012

2012年12月6日木曜日

自分の選んだ道を進む

このタイトルは、昨日の国際交流の登壇で発表されたでカリナさんが言った言葉です。

エストニア出身の彼女は、現在、エストニアからユーラシア大陸をヒッチハイクで旅しています。その旅の途中で日本の秋と春を見たいが為に、半年ばかり滞在した後、またヒッチハイクで世界旅行に出かけるそうです。

その彼女が旅してきた経路や旅を通して感じ得たもの、どうして旅に出たのかなど彼女の心の言葉で語ってくれました。

誰でも幼い頃は、目にうつるもの全てが新鮮で、毎日が新しい発見の連続だった。

例えば、草木の匂いとか、雨の音とか・・でも、大人になるとそれらは日常となり感動するものが少なくなる。

でも、旅をしているときは1日単位ではなく、瞬間瞬間が新しく感じられ世界はなんて大きく、自分はなんて小さいんだろうと実感する。

旅先で出会う人の優しさに触れたり

ドゥブァ共和国の音楽祭で喉歌を聞いたり

星の綺麗さに心うたれたり

シベリアの森で自然の偉大さに感動したり

日常では味わえない物が旅には沢山ちりばめられている。

だから、私は毎日、目が覚める度に全世界を見たいと思う。

だから、私は私の場所を見つけるまで、世界の余白がうまるまで、旅を続けますと話していました。

そのカリナさんが

「私は昨日の事はよく分かるけど、明日のことは何も分かりません。」

と言った時、私はどうしても聞きたくて

「でも、時には明日の事が分からないのは不安じゃありませんか?」

と聞くと笑顔で

「不安じゃありません。明日がわからないから楽しいし、楽しい事の方が多いから大丈夫」と、凄いなぁと思いました。

明日が分からないのは楽しいと思うけど、じゃあ不安がないかと言ったら・・私は不安になるから。

確かに旅はしてみるものだと思う。

普段無駄なものに覆われてる私達の生活から、必要な物だけを持って自分の足で旅をする。それは、お金や物は人の心を束縛してしまい大切な物を忘れていたことに気づかせてくれると思う。

国は人と同じで必ずドアがある。もし、一つのドアが閉まっていても、他のドアを探せばいい・・

そんなカリナさんに「旅の途中で自分の場所を見つけたら、そこに住みますか?旅は終わりますか?」と聞くと、

笑って「明日の事ですから。」と答えました。



2012年11月6日火曜日

講演会にてスピーカーとして登壇「ベトナムで暮らして」

ベトナムに行く前から、参加させて頂いている国際交流アジアの将来を考える例会に、今月も行って来ました。

月1回のペースで例会を開いておられ、私がベトナムにいる間も、欠かさずに毎月案内状を送って下さっていたおかげで、帰国後も参加することができ感謝しています。

例会では、普段の友人関係や仕事などでは出会えない方ばかりと出会え、色んなお話を聞けるのがとても知識の刺激になり、楽しみのひとつです。

職業も環境も年齢も様々の方が参加されていて、本当に皆さん、パワフルでチャレンジ精神をもった方ばかりなので、私の方がいつも「私も頑張らねば!! 」という気持ちになります。

そんな例会、いつもは様々な国から来られた方が、論文発表やスピーカーをして下さるのですが・・・

今回は・・・なんと!! 私がスピーカーとして登壇させて頂く事になりました。

いつも、お世話になってる例会の代表である弁護士の方からベトナムについて講演をしてほしいと依頼があり引き受けさせて頂きました。

でも、正直何を発表したらいいのか? どういった形で発表するか?教壇の前に立ち、多くの学生を前にすることはあっても、スピーカーとして発表させて頂くのは初めてのため、焦りました。

発表までの間、資料作りや写真の整理など、準備に終われ 「あっ!」という間に発表の日がきました。

本当、始まる前は緊張しました。

私は「ベトナムに暮らして」というタイトルで発表しました。講演は1時間半あり、内容量が正直心配でしたが、なんとか無事終わり、皆様からも拍手とお褒めの言葉を頂き、後日メールを下さった方もいました 。

発表までは、私なりに緊張していたので、例会が終わり、帰りの電車の中で一気に疲れがきたのか軽く吐き気と頭痛がしましたσ(^-^;)

なかなか、出来ない貴重な経験ができました。このような機会を与えてくださり感謝しています。

そんな今回は、イランからシャラレと、インドからはラチタが来てくれました。

シャラレの研究テーマは、「武士道」について日本人が抱くイメージです。

ラチタは面白い研究テーマで、「NANA」という漫画を通して見る日本の若者像です。

なので、二次会ではラチタと「NANA」について理論的に語りあいました。漫画について 、こんな深く理論的に考えたこともなかったので、漫画が起こす社会変化や、日本とインドの若者の恋愛の違いなどについて考えるいい機会になりました。